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●A.SELMER Super Balanced Action Tenor Sax 1947年製 一覧表に戻る
●シリアルNo:#36XXX

アメセル Super Balanced Action(スーパー・バランス・アクション[以下省略してS.B.A])のヴィンテージテナーです。S.B.AにもフラセルとアメセルがありましたがこちらはアメリカンセルマーのS.B.Aです。ネックは管体と同じシリアルナンバーが刻印されたマッチングネックとなっており、サムフックもオリジナルの金属製オリジナルサムフックです。また、左手サムレストには白蝶貝が使われています。シリアルから判断するとBalanced Actionからの移行時期のモデルと思われ、1947年頃に生産されたサックスでS.B.Aとしては最前期のモデルです。管体のキー配列はオフセットになっており、S.B.A前期の特徴のひとつである低音キーのキーガードはセパレートタイプです。

また、S.B.A前期に見られるネックのセルマーロゴはS.B.A後期とは違い、このロゴはBalanced Actionと同じタイプの物です。ネックロゴの詳細はページ下部の拡大写真を見ていただけると分かりますがイカ状のロゴにSELMERの刻印があります。ちなみにS.B.A後期になると、このネックロゴがMkVIなどと同じ丸みを帯びた三角形にSELMERの文字が刻印されています。S.B.A前期の彫刻は非常に豪華で美しい物が多いのが特徴で、こちらのS.B.Aの彫刻も細部まで丁寧に彫刻が施されており、とても美しい仕上がりになっています。彫刻はU字管やベル側面まで細部にわたって施されており、丁寧に仕上げられた唐草模様の彫刻はまさに芸術品と言えます。ラッカーは使用に伴う剥がれはあるものの、オリジナルラッカーが十分に残っており、この年代のS.B.Aとしてはラッカー残存率も高いサックスです。オリジナルラッカーが経年変化が飴色のヴィンテージ感が漂う風合いになっています。こちらのサックスは右手小指のE♭キーのキーガードと右手薬指のF#キーのキーガードのハンダ付けを修理しております。使用による小さなスリキズやラッカーの剥がれがある程度で、目立ったヘコミなどもなく全体的にコンディションの良いS.B.Aです。タンポは全タンポ交換されており、タンポのレゾネーター(反射板)はメタルブースターが使用されています。ジョン・コルトレーン氏やスコット・ハミルトン氏などに代表されるスーパーバランスアクション独特のやわらかで艶やかな素晴らしいサウンドがご堪能頂けます。音の抜け、鳴りも良く吹奏感もスムーズで、低音域から高音域までバランスが良いです。この柔らかで艶のある音色は他のサックスでは出せないS.B.Aの魅力のひとつです。ケースは茶系のオリジナルハードケースが付属しております。全体調整済みですので安心してお使い頂けます。近年は状態の良いS.B.Aが国内外で少なくなってきており、それに伴い市場価格も変動してきておりますのでお探しの方はお早めに!S.B.Aは生産数が少ないモデルですので今後は益々入手が困難になると思われます。素晴らしいS.B.Aサウンドを是非お楽しみ下さい。当ショップお勧めの逸品です。

■オリジナルラッカー
■マッチングネック
■全体調整済み
■全タンポ交換済み
■付属品:オリジナルハードケース


【SELMER Super Balanced Action(通称S.B.A)について】
現在でもジャズプレイヤーに絶大な人気を誇るSuper Balanced Action(スーパー・バランス・アクション)は、ベン・ウェブスター氏やコールマン・ホーキンス氏が愛用していたことで有名なBalanced Action(バランスアクション)の次のモデルとして発売された機種です。Super Balanced Action(以下省略してS.B.A)は1947年から1953年頃までの6年程度しか生産がされていない希少なモデルです。前モデルのBalanced Actionの主管キー配列がインラインに対し、S.B.Aからは主管のキー配列にオフセットが採用されました。オフセットが採用されたことにより、自然に左右の手を構えられるようになり、スムーズなフィンガリングが可能で操作性も向上しました。S.B.Aはジョン・コルトレーン氏が愛用していたことでも有名で、その独特のやわらかで艶やかな音色は同じセルマーのMkVIやMkVIIとはまた違った魅力を持っているサックスです。S.B.Aの前期の彫刻は豪華で美しい彫刻の物が多く、低音キーのキーガードはセパレートタイプになっています。S.B.Aの後期になってくるとMkVIの前期と同じような彫刻になり、低音キーのキーガードもセパレートタイプではなく、MkVIと同じような一体型のタイプになっています。ちなみに、一般的にアメセル(アメリカンセルマー)と呼ばれるモデルはこのS.B.Aから始まったと言われています。

S.B.AにもMkVI同様にフランスセルマー(フラセル)とアメリカンセルマー(アメセル)があり、それぞれに違いを持っています。ジャズマーケットを意識して生産されたアメセルはクラシックマーケットを意識して生産されたフラセルと比べるとラッカー塗装が薄く、その分管体の振動効率を損なわないため音の抜け、鳴りがよくなっています。また、アメセルは楽器を組み上げてタンポもつけた状態でラッカー塗装をしたため、オリジナルタンポにはラッカーがかかっているのも特徴のひとつです。ほかにもフラセルとアメセルとでは彫刻模様や調整など様々な違いがあります。
●A.SELMER Super Balanced Action Tenor Sax 1947年製 No.36XXX Thanks SOLD OUT!!






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