H.SELMER　Mk VI　Soprano Sax　Serial No：218XXX　【Vintage】

H.SELMER（フランス・セルマー）
マークシックス　ソプラノサックス　シリアルNo：218XXX　【ヴィンテージ】

フラセル Mk6のヴィンテージソプラノサックスです。シリアルから1973年〜1974年頃のものと思われます。使用に伴う擦り傷や多少の赤錆はありますがラッカーも多少剥がれている程度で大部分が残っていますのでヴィンテージとしては比較的良好な状態のサックスです。付属のヴィンテージケースも良好な状態です。

ある程度吹き込まれていますがこれから吹き込んでいくことでまだまだ音は抜けてくると思います。甘く艶やかさのあるMk6ならではの深みのあるヴィンテージサウンドが楽しめます。こちらのサックスは委託品ですがタンポの状態も良好ですので当面の間は交換の必要なないと思います。状態の良いMARK VIのソプラノは年々入手が難しくなってきており、価格も上昇傾向ですのでお探しの方は良いものがあるうちに是非どうぞ。現行セルマーとはまた違ったヴィンテージセルマーにしかない深みを持ったソプラノサウンドをご堪能いただける逸品です。


■委託品
■オリジナルラッカー
■High F#キーあり
■彫刻あり
■反射板：プラスチックブースター
■調整済み
■付属品：SELMERオリジナルヴィンテージハードケース

【SELMER Mk6について】
今もなお世界中のジャズプレイヤーが愛用し続けているセルマーの名器とも言えるマーク６。MkVI は1954年頃から1973年頃までの約20年あまり生産されたサックスで、シリアルは5万番代後半から24万番代前半までとなっております。Mk6は反応・操作性の良いオクターブメカニズム、連動式テーブルキーの採用や、S.B.A(スーパーバランスアクション)から採用されたキーのオフセット配列をよりフィンガリングの操作性を向上するために角度を変更するなど、様々な改良を加えられました。現代のサックスの模範とも言えるMkVIの誕生によってセルマーはサックスマーケットでの地位を確立したと言っても過言ではありません。

Mk6にはフランスセルマー(フラセル)とアメリカンセルマー(アメセル)があり、それぞれに違いを持っています。ジャズマーケットを意識して生産されたアメセルはクラシックマーケットを意識して生産されたフラセルと比べるとラッカー塗装が薄く、その分管体の振動効率を損なわないため音の抜け、鳴りがよくなっています。また、アメセルは楽器を組み上げてタンポもつけた状態でラッカー塗装をしたため、オリジナルタンポにはラッカーがかかっているのも特徴のひとつです。ほかにもフラセルとアメセルとでは彫刻模様や調整など様々な違いがあります。