Otto Link ToneEdge Slant Signature Florida U.S.A. アルトサックス用マウスピース 【5】 【Vintage】
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Otto Link(オット・リンク) トーン・エッジ スラントシグネイチャー フロリダ USA アルトサックス用マウスピース 【5】 【ヴィンテージ】
オットリンク トーンエッジ スラント・シグネイチャーのヴィンテージアルトマウスピースです。全体的な特徴からFlorida U.S.A.のスラントになるかと思います。ティップレールに若干の欠けキズがありますが演奏には差し支えない程度です。その他は使用に伴う擦り傷やラバー特有の変色はありますが比較的良好な状態のマウスピースです。
開きの実測値は約 1.85mmとオットリンクの6番に近い程度の開きがありますがテーブルにはオリジナルのヤスリ目が残っており、ティップレールやサイドレールにもリフェイスらしき形跡が見受けられませんので個体差によって少し開きが広い個体なのかもしれません。
個体としては少し明るさを持った音色に感じますが、基本的には暖かみのある柔らかな音色で音の密度も適度にあります。鳴りが良く高音域では音のハリを持って鳴らすこともできます。ヴィンテージのオットリンクスラントはテナーでは驚くほど価格が高騰し続けていますがアルトはヴィンテージとしてはまだ手が出しやすい価格帯ですのでお探しの方やご興味がある方は是非良い物があるうちにどうぞ!
■ティップオープニング実測値:約 1.85mm(約 0.073インチ) <オープニングサイズ比較表>
本製品 | OttoLink | MEYER | SELMER | 上記数値をもとに比較 | 5★と6の間 | 6MMよりやや狭い | C★★とDの間 |
※上記はあくまでも参考の目安ですので相当するマウスピースの ティップオープニングとまったく同じという意味ではありませんので予めご了承下さい。
■商品内容:マウスピース ※リガチャーとキャップは付属していません
【Vintage Otto Link ToneEdge Slant Signatureについてについて】 Slant Signature(スラント・シグネイチャー)はモデル名というよりかは通称として使われており、ある年代のハードラバーモデルの一部が一般的にスラントと呼ばれています。SlantSignatureの由来はOtto LinkのメーカーロゴがSlant(傾斜)でSignature(署名)されていることからそう呼ばれるようになったとされています。OttoLinkの中でSlantと呼ばれるモデルのひとつなる「Tone Edge」には年代によってサインの位置やシャンクの長さ、チェンバーの大きさなどに違いがありました。Tone Edgeの初期モデルはオープニングナンバーがテーブル上にあり、その後年代が進むにつれて、オープニングナンバーはマウスピースの側面にサインされるようになりました。また、オープニングナンバーが側面にサインされはじめた初期頃はシャンク部分には特に刻印がありませんでしたが、年が経つにつれシャンク部分には「U.S.A.」と刻印がされるようになったと言われています。テナーのToneEdge Slantはスタン・ゲッツ氏などが愛用していたことでも有名です。ラージチェンバー、ローバッフルから得られるリンク独特のヴィンテージサウンドは今でも多くのジャズプレイヤーに愛用されています。希少価値が高く、そのサウンドの素晴らしさからも非常に人気が高いモデルで極めて入手が困難なヴィンテージマウスピースのひとつとなっています。
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