Alexander　Superial I Jazz　テナーサックス用マウスピース　【Marble Hard Rubber】

Alexander（アレキサンダー）　スぺリアル I ジャズ　テナーサックス用マウスピース　【マーブルハードラバー】

ヴィンテージマウスピースの本質を踏襲しつつ現代に合わせたサウンドデザインで仕上げられたジャズ志向のラバーマウスピースです。サックス奏者でもあるトム・アレクサンダー氏が試行錯誤を繰り返し、20本近くものプロトタイプを製作し一流プレイヤーの協力のもと完成したこのモデルは、柔らかく丸みのある音色でありながら音の中心に密度を持って図太くレスポンス良く鳴らせるマウスピースに仕上がっています。マウスピースはCNCによって製造された後にハンドフィニッシュによって最終仕上げが行われています。ドイツ製のハードラバーを採用し、マーブル仕様ということもあり従来のハードラバーとはまた違った独特のサウンドキャラクターを持っています。バッフルの先端にはヴィンテージリンクで見るようなクレセントバッフルがあり、柔らかな音色だけでなく吹き方によってパンチの効いたサウンドも作ることができます。音色としては現代的なサウンドですが仕上げの精度も高く、上質なジャズサウンドが楽しめるトータルクオリティに優れたマウスピースとなっています。

【スタッフのコメント】
マーブルハードラバーということもありブラックとレッドが交じり合った独特のルックスが目を引きます。シャンクの突起部分はもう少し丸みと厚みがあった方が手に優しい気はしますがボディのロゴを含め独創的なデザインです。見た目はユニークですが音色は奇をてらったものではなく伝統的なロールオーバーバッフルにラージチェンバーの組み合わせでテナーらしさのある上質なジャズサウンドが楽しめます。バッフルの先端にはややステップのあるクレセントバッフルがあり、早い段階からサイドウォールも彫り込まれています。先端部分にやや高さはありますが全体的には低めのバッフルでチェンバーに向かって大きく彫り込まれており、テーブルの下側を含めラウンド状に彫り込まれています。チェンバーが大きめな分、広がりのあるタイプのマウスピースかと思いきや意外と音にまとまりがあり密度を持って鳴らせます。ラージチェンバーではありますがバッフル先端からチェンバーの中心に向かって少し絞り込むようなバッフルデザインになっていますのでそのことが影響して音にまとまりが出来ているのかもしれません。柔らかさ重視で音がファットに広がるタイプというよりかはややフォーカスした音色の周りにファットさのある音色がブレンドされるタイプのマウスピースに思います。そのため、音が広がり過ぎてフォーカスが甘くなったり音が浅くなったりすることも無く、適度に音の芯を持ったままスムーズに鳴らすことができます。また、マーブルハードラバーということもあってか音色の柔らかさが独特で、言葉では表現が難しいですが音にまろやかさがあるといいますか特有の丸みのあるファットで柔らかな音色を出すことができます。基本的には落ち着きのある柔らかな暖かみのある音色ですが、息を強めるに入れればより音がまとまり高音域ではテナーの艶のあるサウンドが出せてパンチも効かせることができます。レスポンスにも優れ、艶のある丸みを帯びた明るめのサウンドも作ることができます。低音域では芯のある音の周りにファットさがあり図太く鳴らせますし、サブトーンも十分に出すことができます。カサカサとした枯れたサブトーンというよりもやや丸みを帯びた上品なサブトーンに思います。どちらかというと現代的なサウンドキャラクターに思いますがユニークさを持ちながらも質の高い音色が楽しめるマウスピースだと思います。ハンドフィニッシュによる精度も高く吹奏感も心地よく、一般的なラバーとはまた違った音色でありながらもテナーらしい図太いサウンドを持った上質なジャズサウンドが楽しめるマウスピースをお探しの方にお薦めです。

■Made in USA
■材質：ドイツ製マーブルハードラバー
■バッフル：ロールオーバーバッフル
■チェンバー：ラージチェンバー
■商品内容：マウスピース、外箱　※リガチャーとキャップは付属していません


■オープニングサイズ比較表

※上記はあくまでも参考の目安ですので相当するマウスピースの
　ティップオープニングとまったく同じという意味ではありませんので予めご了承下さい。
※ハンドメイド製品のため擦り傷などがある場合がございますが何卒ご了承下さい。
※マーブルハードラバーの特性上、マウスピースの見た目の色合いは１本１本異なりますので予めご了承ください。



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