Wood Stone Super Custom アルトサックス ヴィンテージラッカー仕上げ 【WOF】
[即納可能]
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Wood Stone(ウッド・ストーン) Super Custom Alto Saxophone Vintage Lacquer Finish 【WOF(with out High F# key)】 WoodStoneの長年の経験とノウハウに最新技術を掛け合わせ誕生した温故知新とも言えるサックス「SuperCustom」 奏者の好みに応じて表面の仕上げがアンティークフィニッシュ(AF)、ヴィンテージラッカー(VL)、ゴールドラッカー(GL)の3種類が用意されており、High F#キー無しの仕様も手配も可能です。ヴィンテージを含め様々なサックスに精通したWoodStoneならではのこだわりとアイディアが随所に採用されており、トータルクオリティに優れたサックスとして仕上がっています。
SC ( Super Custom/スーパーカスタム) 国内外のトップアーティストの協力により、ビンテージサキソフォンと最新のテクノロジーを融合させ、あらゆるジャンルのミュージシャンからのニーズに応えるべく誕生。 新たにネック・ボディ・ベルなどを見直し、より全管体の一体感が増したことで、素早いレスポンスと倍音を多く含んだしなやかなサウンドが感じられます。
<VL/ヴィンテージラッカー> ウッドストーンサックス特有のダークラッカーです。アンティークフィニッシュと比べると根底にある音の柔らかさはそのままに、程よく軽い抵抗感と明るさが生まれます。
<仕様> ■ネック ヴィンテージ感漂いつつも、スリムで洗練されたフォルムのオクターブキーを考案。中心にはこのネックのためにデザインされたロゴが光ります。倍音を多く含んだサウンドと発音のし易さが特長のネックです。
■スクリュー 「ウッドストーン/オートマジックネックジョイントスクリュー&ライアースクリュー」を標準装備。特殊な製造方法と、素材に銀の合金を使用することにより、音色がまろやかになります。また、音のつながりを飛躍的に改善してくれます。
■サムレスト ネジ固定式として特許を取得している「ウッドストーン/ハードラバーサムレスト(ヴィンテージスタイル)」を標準装備。良質なハードラバー素材を使用することにより、スムースな響きと素早いレスポンスを生み出し、柔らかく豊富な倍音を含んだ音色となります。
■サムフック 独自の設計により接触面を極力抑えた「ウッドストーンサムフックI」を標準装備。フック内部に空洞を作ることにより響きを増幅させ、低音域から高音域まで幅広い音量調節が可能となります。また音色の変化がつけやすく表現の幅も広がります。こもりやすいD・E・Fの音質も改善されます。
■洋白製ネックジョイントリング/強化キィ ネックジョイント全てをニッケルシルバーで精密に製作することにより、ネックソケットとの密着感を高め、管全体へ力強い響きを伝えます。
■ベル・ボディ二点支持 管体の響きや吹き込んだ際のレスポンスを重視し、ベルと管体の支柱は二点支持を採用。
■Low B-B♭キイガード デザインにもこだわったキィガードは、キィカップの中心にフェルトアジャスターが来るように設計され、均等な開閉が可能となります。
■右手主鍵アジャストスクリュー キィのオープニングやバランス調整に不可欠なコルク部分にアジャスタースクリュー型の新機能を搭載。従来よりも容易な調整が可能となりました。また、キーアクション時に起こるノイズが軽減されます。
■ベル彫刻及びロゴマーク 新しくデザインされた刻印と、バランスよくアレンジされた豪華な彫刻。彫刻はビンテージサキソフォンと同じように熟練の職人により一本一本丁寧に彫り込まれています。
■胴輪/ボディ・ベル接続 ベルとU字管、U字管とボディの二か所の繋ぎ目には新しいデザインの胴輪を採用。音の拡散を防止し、よりまとまりのある音を実現します。ボディとベルの接続にはネックから吹き込んだ息でベルまでをダイレクトに振動させるための独自の接着方法を施し、振動効率、密度のある音質、レスポンスの良さなど、楽器自体のクオリティを向上させています。
■G♯-F♯アジャスターロッド 右手主鍵と左手主鍵の境目となるG#-F#のトーンホール及びキイカップのあらゆる角度に対応した角度調節可能なロッドを開発し特許を取得。 ロッドの角度を調節することにより右手を塞いだ際のG#キーに対して接点を大きくし、キーバランスを崩れにくくする効果が得られます。
■オクターブキーシステム 新たに設計されたオクターブキーシステムにより、最小限の作動域で素早く反応します
【スタッフのコメント】 サックスを持ってまず思ったことがヴィンテージサックスを持った時に感じる重量感に似ていることでした。ヴィンテージから現行サックスに持ち替えた際に重量の差を感じることがありますが、このモデルは違和感がなく、実際に計測してみたところ個体差はあるにしてもMarkVIにほぼ近い重量でした。ちなみに個体にもよりますが現行のセルマーサックスよりも200g前後軽く、重量のあるSA80IIとでは250g以上の重量差がありました。そして、各キーも操作性に優れつつもヴィンテージからの持ち替えに違和感がなく扱いやすい印象を受けました。拡大写真をご覧いただければお分かりいただけると思いますが、各キーやカップ、支持リングなどを含めたパーツの角をラフに残しておくのではなく、しっかりと丸みを帯びるように仕上げており細部の仕上がりまでこだわりを感じます。音色はヴィンテージラッカーの影響もあると思いますが、基本的に柔らかさのある音色で落ち着きと軽やかさのあるジャズサウンドに思います。音が軽やかといっても程よい音の密度を持っており、重厚過ぎず軽すぎずバランスの取れた音の響きを持っています。息の通りもスムーズで吹きやすく、それでいて程よい抵抗感があります。上から下まで安定した吹奏感でレスポンスにも優れ鳴りも良く高音域も出しやすいです。ジョイントスクリューやサムレスト・サムフックなど随所にWoodStone製のパーツが採用されており、吹奏感や音色にもより良い影響を与えているのではないでしょうか。彫刻もベルだけでなくU字管まで丁寧に彫り込まれており雰囲気のあるヴィンテージラッカーと相まって豪華且つ渋みのある仕上がりです。また、管体側のネックジョイント部分にすべて真鍮よりも硬さのあるニッケルシルバー(洋白)を採用している点も興味深いです。ジョイント部分は高精度で製作されておりネックとの嵌合性が高くなることで、ネックからの鳴りをよりスムーズに管体に伝えることが出来るようになっているようです。ひいてはそれが管体の重量は軽めでありながらもしっかりと音の太さ力強さのある音を持っていることにも一役買っているのではないでしょうか。また、比較的ブレスノイズも乗せやすくファットでJazzyな音色も作れますし、ドから下が非常に図太くアルトでも十分なサブトーンを出すことができます。基本的にはダークで柔らかな音色ですが音の輪郭は程よくありますので音がこもることもありませんし、輪郭を持ちつつも音がギラギラし過ぎないところも良いと思います。吹きやすく心地よい吹奏感と優れた鳴りを持っており、上質なジャズサウンドが楽しめるトータルクオリティの高いサックスだと思います。コストパフォーマンスにも優れていますのでこれからジャズを始めたい方にもお薦めのモデルです。
■Super Custom VL WOF ■High F#キーなし ■受注生産モデル ■彫刻あり ■仕上げ:ヴィンテージラッカー(VL) ※ ■ワンピースネック・ボディ・ベル(一枚取り) ■WoodStone製オートマジックネックジョイントスクリュー&ライアースクリュー標準装備 ■サムレスト:WoodStone サムレスト VintageStyle ハードラバー製 ■サムフック:WoodStone サムフック I ■付属キー:フロントF ■付属品:GL CASES アルトサックス用フライトケース(Wood Stone別注仕様)、ネックスワブ、ボディスワブ、クリーニングクロス、スムースパッド、WoodStone 保証書 ※マウスピース及びリガチャー、キャップは付属していません ※VL(ヴィンテージラッカー)について 管体の振動を妨げないよう響きを重視したため、硬く薄い皮膜のラッカーで塗装しております。そのため非常に剥がれやすくなっております。ご理解の上ご注文ください。
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