Martin　Master Typewriter　Alto Sax　Silver Plated　Serial No：97XXX　【Vintage】

Martin（マーチン）　マスター・タイプライター　アルトサックス　銀メッキ仕上げ　シリアルNo：97XXX　【ヴィンテージ】

Martin タイプライターの美品ヴィンテージアルトサックスです。シリアルから1929年〜1930年頃のものと思われます。その名の通りユニークなキーデザインのこちらのモデルはサイドキーやテーブルキーまでもがタイプライターのようなキーデザインになっており、同年代のヴィンテージサックスの中でも一線を画す仕様のサックスでしょう。独特なキーデザインですので慣れるまではある程度の期間が必要なモデルと言えます。

目立った修理跡やダメージなども見受けられず90年以上前のサックスとしては全体的に状態の良いヴィンテージサックスです。メッキも多少薄くなっている部分もありますがほとんどが残っており良好な状態です。あまり使われていなかったようでこれから吹き込んで行ける個体です。タンポは全タンポ交換しておりリベットパッド仕様にしています。

マーチンならではの芯のあるストレートに抜けるヴィンテージサウンドはそのままに、銀メッキ仕上げということもあり音に柔らかさと密度があります。ラッカー仕上げのような少しカラっとしたライトで乾いたサウンドというよりかは音の角にやや丸みがあり金メッキ仕上げのタイプライターよりも少し重心が低めな落ち着きのあるサウンドに感じます。このモデルは生産された年数も短く生産本数も非常に少ないモデルとなっており、ここまで状態の良い個体はなかなか見つからないと思いますのでお探しの方やご興味のある方は是非お見逃しなく！


■オリジナルサテンシルバープレート（ベル彫刻部分は光沢仕上げの銀メッキ）
■オリジナルインナーベルゴールド
■マッチングネック
■ベル彫刻あり
■全タンポ交換済み
■タンポ：リベットパッド仕様
■調整済み
■付属品：GL CASES　GLM-A　アルトサックス用ソフトケース

【The Martin Master Typewriterについて】
1929〜1931年頃までに少量生産されたモデルで、一説によると生産本数は１万本にも満たないと言われており希少なモデルのひとつです。正式にはハンドクラフトのMasterモデルとされていますがその特徴的なキーデザインによってこのモデルは「タイプライター」と呼ばれています。サイドキーやテーブルキーに至るまでタイプライターのようなキーとなっており指貝はパールが採用されています。ユニークなキーデザインですが音色はMartinサウンドを継承しており、甘く深みのある音色が密度を持ったままストレートに抜けます。仕上げは当時いくつか用意されていたようでラッカー仕上げや銀メッキ仕上げ、金メッキ仕上げなどがあったようです。