A.SELMER Mk VI Alto Sax Serial No:203XXX 【Vintage】
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A.SELMER(アメリカン・セルマー) マークシックス アルトサックス シリアルNo:203XXX 【ヴィンテージ】 アメセル Mk6 20万番台のヴィンテージアルトサックスです。シリアルから1972年〜1973年頃のものと思われます。Low Cキーガードの台座修理やU字管のヘコミ修理跡などはありますがネックやベルなどには目立ったダメージもなく、この年代のヴィンテージとしては全体的に良好な状態のサックスです。
オリジナルラッカーもほとんど残っており、MarkVI後期特有の黄色味が濃い風合いで初期や中期とはまた違った雰囲気を持つラッカー色を持っています。あまり使われていなかったようで指貝の摩耗も少なくこれからじっくりと音を育てていきたい方にお薦めです。時間をかけて吹き込んでいくことで音の深みも増していくことでしょう。
MarkVI後期ということもあり初期や中期と比べればやや明るさのある音色ですがあくまでもヴィンテージのMarkVIの古い年代のものと比べたらというレベルでブライトすぎるということはありませんし、パワー感のあるヴィンテージサウンドが楽しめます。
MarkVIは多彩な音色が楽しめるオールラウンドタイプのサックスで様々なジャンルで使えるポテンシャルがあり長く使っていけるサックスです。現代のサックスとはまた違った音の深みを持ったヴィンテージサウンドを存分に楽しむことができますし、状態の良いヴィンテージは入手が非常に困難になっていますのでお探しの方は是非お見逃しなく!
■オリジナルラッカー ■全タンポ交換済み ■反射板:プラスチックブースター ■調整済み ■付属品:NONAKA 超軽量パックケース アルトサックス用 ポケットなし 【新品】
【SELMER Mk6について】 今もなお世界中のジャズプレイヤーが愛用し続けているセルマーの名器とも言えるマーク6。MkVI は1954年頃から1973年頃までの約20年あまり生産されたサックスで、シリアルは5万番代後半から24万番代前半までとなっております。Mk6は反応・操作性の良いオクターブメカニズム、連動式テーブルキーの採用や、S.B.A(スーパーバランスアクション)から採用されたキーのオフセット配列をよりフィンガリングの操作性を向上するために角度を変更するなど、様々な改良を加えられました。現代のサックスの模範とも言えるMkVIの誕生によってセルマーはサックスマーケットでの地位を確立したと言っても過言ではありません。 Mk6にはフランスセルマー(フラセル)とアメリカンセルマー(アメセル)があり、それぞれに違いを持っています。ジャズマーケットを意識して生産されたアメセルはクラシックマーケットを意識して生産されたフラセルと比べるとラッカー塗装が薄く、その分管体の振動効率を損なわないため音の抜け、鳴りがよくなっています。また、アメセルは楽器を組み上げてタンポもつけた状態でラッカー塗装をしたため、オリジナルタンポにはラッカーがかかっているのも特徴のひとつです。ほかにもフラセルとアメセルとでは彫刻模様や調整など様々な違いがあります。
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